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自己脂肪由来幹細胞治療

脂肪由来幹細胞治療とは

患者さまの身体から脂肪細胞を採取し、さらに幹細胞を取り出して培養します。点滴または患部への注射により、組織の修復再生を促す治療です。

治療の効果

脂肪由来幹細胞は傷ついた部位に移動し(ホーミング効果)細胞の分化を促し修復します。
皮膚においては、線維芽細胞の1型コラーゲン、ヒアルロン酸の産生を促進することも分かっています。

シワやたるみの再生では、肌に直接 注射をする場合もあります。状態によって効果的な投与方法をご提案します。

適応

これまで治療が難しいと言われていた疾患の治療効果が証明されており、期待が高まっています。

脂肪由来幹細胞の働き

幹細胞は損傷や炎症を起こしている細胞(ニッチェ)に引き寄せられ、その部位に集まります。(ホーミング効果)
脂肪由来幹細胞は多くの成長因子やサイトカインを分泌し、細胞の増殖・分化を促し、傷や炎症の修復に重要な役割を果たします。

幹細胞とは

細胞の寿命が終わっても、再び細胞を生み出していく能力を持った細胞のことです。様々な臓器を作る細胞へと変化することができ、古くなった細胞と入れ替わることができます。

脂肪由来幹細胞とは

骨髄、臍帯血、胎盤、脂肪組織などに存在する間葉系幹細胞の一つで、骨や軟骨、血管、心筋細胞に分化する能力を持ちます。
脂肪細胞から幹細胞を採取することは周りの組織へのダメージも少なく容易であるため、最近では脂肪由来幹細胞が治療に使用されることが多くなっています

脂肪由来幹細胞の特徴

①幹細胞の含有量が多い
脂肪組織に含まれる脂肪由来MSC2 の数は骨髄中に含まれるMSC の500 倍もの量が含まれています。骨髄由来幹細胞は採取できる量が限られているのに対し、脂肪由来の幹細胞は全身の脂肪組織から大量に採取することができます。


②産生される各種因子(サイトカイン)の量が多い
脂肪由来幹細胞は、骨髄由来のものと比べて臓器修復に寄与するHGF(肝細胞増殖因子)やVEGF(血管内皮増殖因子)といった成長因子(再生促進因子)の産生が多いです。


③高齢者の方でも増殖可能
幹細胞は、加齢とともにその数も減少していきます。加齢による影響はそれだけではなく、骨髄由来幹細胞は加齢とともに増殖のスピードが遅くなるという報告もあります。それに対して脂肪由来幹細胞は高齢者の方の脂肪組織から得たものであっても、問題なく増殖することができます。


④患者さまへの負担が少ない
脂肪組織が体の表面に近いため、採取にあたって患者さまへの負担は少なくて済みます。

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