サイトカイン(ACRS)療法とは
老化の原因となる慢性炎症を抑制するサイトカインが含まれた血清を
肌内部に注入し、肌再生を促す治療です。
ACRSとは、Autologous Cytokine Rich Serum「自己血サイトカインリッチ血清」のことで、文字通り患者様ご自身の血液から採取した血清を使用します。
ACRSの作成
ACRS治療の効果
ACRS療法はサイトカインのバランスが崩れたアンバランスな状態をできるだけ元に戻し、健康な状態に近づけることが期待できます。
“加齢“と“炎症“は密接な関係にあると言われています。
年を重ねると若いときに比べ、炎症性サイトカイン(IL-1)が常時、体の中に多く認められるようになり、
慢性的に体内に炎症が起きている状態となり、これは慢性炎症と呼ばれます。
炎症を食い止める抗炎症性サイトカイン(IL-1Ra)が存在し、私たちの体を健康に保つために重要な役割を担います。
慢性炎症により引き起こされるトラブル
- 肌のハリが失われる
- シミ、シワの増加
- ニキビなどの肌トラブル
- 髪のコシがなくなる
- 毛髪が抜けやすくなる
適応
・エイジングケア治療
手、顔、首などのシワ・たるみ、シミ、くすみ、
ハリ・艶、毛穴の開きを改善
・ニキビ/酒さ治療
ニキビの発生や酒さによる赤みを抑える
・薄毛治療
・老化予防
エイジングケア治療
手、顔、首などのシワ・たるみ、シミ、くすみ、
ハリ・艶、毛穴の開きを改善
・ニキビ/酒さ治療
ニキビの発生や酒さによる赤みを抑える
・薄毛治療
・老化予防
ACRS治療とPRPの違い
ACRSには、高濃度の成長因子や抗炎症性サイトカインが含まれます。ACRSを注入した部位では、抗炎症性サイトカインの働きで線維芽細胞が活性化され、肌の若返りや頭皮の抜け毛を改善します。
PRPは、高濃度の血小板を含み、注入した部位において、血小板が活性化するため、成長因子や抗炎症性サイトカインの放出が促され、効果を発揮します。
PRP療法やは優れた治療ではありますが、患者さまご自身の血液に含まれる有効成分の濃度に個人差があるため、効果にばらつきが出る傾向にあります。
一方のACRS療法では、個人差はありますが、通常の約5倍の抗炎症性サイトカインと成長因子を抽出することができるため、PRPよりも高い効果が期待できます。
注意事項
・肌に注入した後、一時的な赤み、腫れ、熱感、軽い点状出血、色素沈着などが出ることがありますが一時的な症状であり、数日で改善します。
・ACRSは保存できますが、保管期間は最大3カ月間となります。